
『マミ-』
元々、ソマーズ監督が作り上げた前二作は、B級ホラーのテイストが強く、いい意味で悪趣味な所が好きでしたが、今回の三作目はそれが無い。B級モンスターパニックに近い。
一方で、シリーズの持ち味である、ユーモアたっぷりの痛快アクションは今回も健在。前半のチェイスシーンは、時間的にも長くてけっこう楽しめます。
ところが、ミイラを始めとするクリーチャーたちの見せ方があまりにもチープ。雪山のモンスター“イエティ”にしても、全くもったいつける事なく登場。
何かこう、始めは影だけ見せるとか、腕だけニュッと出てきて人が一人ずつ引きずり込まれていくとか、少しぐらい怖がらせてくれないと、派手なだけで刺激が無い。
そういう意味では、前作までヒロインを務めたレイチェル・ワイズの降板は、けっこう刺激的。
観る前は、「ヒロインの女優が代わったぐらい別に気にならないし」と思ってたのに、結局最後まで引きずった。
今回の女優さんには大変失礼だけど、顔がアップになる度に「うわ…」、ラブシーンっぽい展開になる度に「うげ…」、これが一番怖いぐらいにキツい。
年相応の母親役ではあるものの、主役のブレンダン・フレイザーが若く見えるだけに、なおさら際立つ。
出来れば、もっと他の部分で刺激が欲しかった。派手なだけではちょっと退屈です。